新生デトロイト、未来へ向けて進む再開発

新生デトロイト、未来へ向けて進む再開発

かつてアメリカを代表する自動車の街として発展を遂げたデトロイト。米国自動車産業の縮小とともに都市の財政破綻も経験した。近年は街の再建を目指し、様々な努力が行なわれている。ダウンタウンの再開発もその一つだ。50区画ほどを複合一体開発する「ザ・ディストリクト・デトロイト」プロジェクトは、その中心となる「リトル・シーザーズ・アリーナ」が昨秋オープンし、その他の施設も建設が進む。アリーナは、NHLのデトロイト・レッドウィングスとNBAのデトロイト・ピストンズが本拠地として使い、その周囲をショッピング、エンターテインメント、オフィスなどの施設が囲うと同時に既存のスタジアムとも有機的につながっていく計画だ。

アリーナの冠「リトル・シーザーズ」は、デトロイトに本社を置く全米上位のピザ・チェーン。創業者マイク・イリッチはデトロイトの発展に尽力し、レッドウィングス、そしてMLBのデトロイト・タイガースの名物オーナーとしても知られていた(2017年に死去)。ダウンタウンとミッドタウンの結節点として機能し、再びデトロイトが多くの人の行動の場となるように願った氏の遺業に、思いを巡らせて訪れてみてはいかが。

The District Detroit
デトロイト再生への思いが詰まった複合都市完成に向け、槌音が響く。
プロジェクトの詳細は公式サイトで。
districtdetroit.com


オープンしたばかりの「リトル・シーザーズ・アリーナ」がプロジェクトを引っ張る。スポーツ施設としてはもちろん、コンサートなど、エンターテインメントでのイベントの予定もあり、文字通り文化の中心として機能する。