Alaska

アラスカの夏 真夜中の太陽を追いかけて

夏のアラスカについて、どのくらいご存じだろうか。アラスカといえば、冬。オーロラや犬ぞり、スキーなど、イメージできるものも多いかもしれない。5月から9月の夏シーズンもまた、アラスカならでは、自然の豊かさを満喫できる。動植物が生き生きと生息する国立公園での自然観察や登山、川にサーモンが遡上する時期を狙っての釣りなど、ダイナミックな自然の営みを楽しむには、気候も快適な夏は、最適なシーズンなのだ。

もうひとつ、夏のアラスカには特筆すべき現象がある。いわゆる白夜だ。5月を過ぎると、日没を過ぎても明るさが残り、なかなか暗くならない日が多くなる。高緯度のため、太陽が地平線の下に沈んだ後も、地平線に沿って移動する。日没から闇夜が始まるまでの間に、空の色は美しく移り変わる。さらに高緯度の北部に行けば、夏のおよそ2ヶ月もの間、まったく太陽が沈まない街もあるのだ。たとえば700キロ以上の長距離を移動するアラスカ鉄道で、そんな幻想的ともいえる景色を眺めるのもおもしろい。沈まない太陽を追いかけて。

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アクセス:デルタ航空の直行便で成田からシアトルへ約9時間。アラスカへはシアトルからの乗り継ぎが便利。


photo_ State of Alaska / Jocelyn Pride
写真はデナリ国立公園、ワンダーレイクと呼ばれる湖からの“真夜中の太陽”。デナリ国立公園の入り口へは、アンカレジからアラスカ鉄道で。