Hawaii Oahu Is. 冬のハワイ・オアフ島を楽しむヒントダイヤモンドヘッド / 人気トレイルでは山頂でのご来光拝観も!カカアコ / 無機質な倉庫街がクールなトレンド発信地にホエール・ウォッチング / クジラの親子との遭遇は、ハワイの冬の風物詩アロヒラニ・リゾート・ワイキキビーチ / 人気ホテルがアロハシック"に生まれ変わる"

Hawaii Oahu Is. 冬のハワイ・オアフ島を楽しむヒント

2017-11-01

太平洋に浮かぶ常夏の島のイメージが強いハワイだが、冬には冬の魅力がある。

期間限定のイベントは陸上だけに留まらず、この時季ならではの自然現象や人気の海洋生物との遭遇も。

繁華街ワイキキの喧噪を少し離れて、素のハワイを体感したい。

text_Maiko Asami, Yuki Morimoto
photo_Tomohito Ishimaru

Access
ハワイの州都ホノルルがあるオアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港へは成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港からデルタ航空の直行便が運航している。
所要時間は約7時間30分~。

朝早くからサーファーが集う冬のノースショアは、打ち付ける白波も大きく荒々しい。ビーチで海を見るだけでも強大な力を感じる。

朝早くからサーファーが集う冬のノースショアは、打ち付ける白波も大きく荒々しい。ビーチで海を見るだけでも強大な力を感じる。

ダイヤモンドヘッド / 人気トレイルでは山頂でのご来光拝観も!

Diamond Head

言わずと知れた、ハワイを象徴する名所。
オアフ島の東はココヘッドから西はワイアナエまでを一望するホノルル随一の絶景トレイルコースへ。

老舗ホテルが軒を連ねるワイキキビーチの眺望には欠かせないダイヤモンドヘッド。130万年前に起こった一度の火山の噴火で形成され、上空から見るとたまご形のクレーターに。ハワイアンからマグロの額を意味する「レアヒ」の愛称で親しまれる。一年中登山客で賑わうトレイルコースは、片道1・3km、高低差171mの初心者向き。南オアフを360度見渡す景色とワイキキからのアクセスの良さで観光名所として名高い。

なかでも日の出の遅い12月から3月までの冬場は、ダイヤモンドヘッドの山頂から早朝にご来光が拝めるとあり、特に人気だ。

冬は雨が増えて気温や陽射しも穏やかになり、ぐっと過ごしやすくなるハワイ。少し早起きをして午前6時に開門する登山入口のゲートをくぐり、30〜45分かけて山頂を目指していく。山頂手前、コンクリートの階段や狭いトンネルを抜け、さらに急勾配の階段を上がると要塞の設置された攻撃統制所の最下層へ到着。螺旋階段を上がると、噴火口の外輪山頂(標高232m)にたどり着く。爽やかな風がビュワーッと吹き抜け、海や山を360度見渡すこの頂で東のココヘッド方向に昇る朝陽を待ち受けてみよう。

ところで、そもそもなぜダイヤモンドヘッドと呼ばれるようになったのだろうか。一説に拠ると18世紀後期、ヨーロッパから来た探検家たちがこの場所を訪れ、噴火口の壁面の岩石に輝く方解石の結晶を見つけ、ダイヤモンドと見誤ったことからこの名前が付けられたのだとか。20世紀には沿岸防備の軍事施設として砲台が建設され、いまでも山頂付近ではその名残を見ることができる。

さて、午前7時も近くなってくると東の空が赤く燃えはじめ、いよいよご来光とご対面。朝陽を拝めば、力強く壮麗なハワイのマナ(自然の神とされる力)のエネルギーに身体が徐々に充たされていくのを感じることができるだろう。

トレッキングの後は登山口からワイキキ方面に通じるモンサラット・アヴェニューでリフレッシュを。近年おしゃれスポットとして脚光を浴びるこの通りには、朝早くからオープンするグルメなカフェが点在する。口当たり爽やかなアサイボウルや店自慢のパンケーキを味わって、一日をヘルシーにスタートさせたい。力なのだろう。

ダイヤモンドヘッド・ステート・モニュメント
Diamond Head Rd., Honolulu, HI
Tel: +1-800-464-2924
hawaiistateparks.org

ダイヤモンドヘッド・ステート・モニュメント

ダイヤモンドヘッド・ステート・モニュメント

モンサラット・アヴェニューはカピオラニ・パークからダイヤモンドヘッドへとつながる道。プレートランチや朝食のカフェが多い。

モンサラット・アヴェニューはカピオラニ・パークからダイヤモンドヘッドへとつながる道。プレートランチや朝食のカフェが多い。

SUNNY DAYS [サニーデイズ]

フルーツたっぷりのヘルシーな一品を
モンサラット・アヴェニューの最新カフェ。新鮮なハワイ産の果実や野菜を目利きが選び、サンドウィッチやパンケーキなどのメニューに使用。フォトジェニックなメニューの数々でSNSでも話題に。

3045 Monsarrat Ave, Honolulu, HI 96815
Tel: +1-808-792-2045
sunnydays-hanafru.com

  • パイナップルやバナナ、季節の果実を添えたトロピカルパンケーキとスムージー。

    パイナップルやバナナ、季節の果実を添えたトロピカルパンケーキとスムージー。

  • ポーチドエッグがのったオープンフェイスのアボカドトーストはミニチアシードプディングもセットに。

    ポーチドエッグがのったオープンフェイスのアボカドトーストはミニチアシードプディングもセットに。

  • ウッディで爽やかな店内。スタイリッシュなロゴをあしらったオリジナルグッズも販売している。

    ウッディで爽やかな店内。スタイリッシュなロゴをあしらったオリジナルグッズも販売している。

カカアコ / 無機質な倉庫街がクールなトレンド発信地に

Kaka‘ako

再開発でさらに発展するホノルルで今最もヒップなエリア。おしゃれでグルメな新店が集まり、ここ数年で一気に盛り上がりを見せている。

地元アーティストたちが描いた一枚のキャンバスアートが近隣倉庫街のビジネスオーナーの目に留まり、2011年から始まったカカアコ地区のウォールアート。アートプロジェクト「POW! WOW!(パウワウ)」の主導で、毎年2月頃になると外壁は新しいアートに生まれ変わり、このエリアの印象を刷新していく。

このプロジェクトが火付け役となり、ダウンタウンとアラモアナに挟まれた業務用倉庫街が一転、アーティスティックで活気あるエリアとして徐々に注目され始めた。スタイリッシュなバー「ベヴィ」が2013年にオープンし、翌年には近年の大きなムーブメントであるクラフトビール醸造所「ホノルル・ビアワークス」が誕生。ここ4年ほどの間に、感度の高いローカルたちがワイキキやダウンタウンから少しずつこのエリアに興味を持ち、足を運び始めることとなる。

カカアコでは数ヶ月に一度開催されるホノルル最大のブロックパーティ「ホノルル・ナイト・マーケット」やカカアコの中心的商業施設「SALT(ソルト)」で開催されるハワイのアーティストを支援する「パアカイマーケットプレイス」など、ユニークなイベントも多い。昔ながらのローカル憩いの場はそのままに、クリエイティブなショップやグルメスポット、新たなクラフトビール店なども続々と進出し、カカアコを一層活気づけている。

カカアコ地区を散策すると、思わず写真を撮りたくなるような、SNS映えするアートがあちこちに。壁画はハワイ在住のローカルアーティストとゲストアーティストが手がけている。

カカアコ地区を散策すると、思わず写真を撮りたくなるような、SNS映えするアートがあちこちに。壁画はハワイ在住のローカルアーティストとゲストアーティストが手がけている。

工場の壁面に絵を描いたことで、殺風景だった景色が一気に彩られた。

工場の壁面に絵を描いたことで、殺風景だった景色が一気に彩られた。

中古車販売店とベーグル工場↦ショップが入る倉庫も一面アートに。

中古車販売店とベーグル工場&ショップが入る倉庫も一面アートに。

BEVY MARKET [ベヴィ・マーケット]

都会の風情を感じるデリカテッセン
隣接するバー「ベヴィ」のオーナーが昨年10月に開いたデリカテッセン&カフェ。ヘルシーなサラダやパスタが味わえるほか、厳選した精肉やチーズなどの食材や地元産の調味料も販売。営業は11〜15時。

675 Auahi St., Suite 130 Honolulu HI 96813
Tel: +1-808-824-2547
www.bevyhawaii.com/bevymarket

  • (手前から時計回りに)バジルペーストパスタ、ハワイ産のスカイコンブチャ、ビーツサラダ。

    (手前から時計回りに)バジルペーストパスタ、ハワイ産のスカイコンブチャ、ビーツサラダ。

  • 英国人&NY出身のオーナーたちのセンスが光るスタイリッシュな店舗。

    英国人&NY出身のオーナーたちのセンスが光るスタイリッシュな店舗。

HONOLULU BEERWORKS [ホノルル・ビアワークス]

ハワイの地ビールブリュワリーの先駆け
ハワイの気候に惚れ込んだフィラデルフィア出身のオーナーが2014年の春にオープン。店舗裏で2週間ほどかけて醸造される新鮮なビールが常時14種ほど楽しめる。今年10月には新たに缶ビールもリリースした。

328 Cooke St. Honolulu, HI 96813
Tel: +1-808-589-2337
www.honolulubeerworks.com

  • 2017年のインターナショナルビールカップで銀賞を受賞したココ・バイゼンとイタリアン・ボーギーサンドウィッチ。

    2017年のインターナショナルビールカップで銀賞を受賞したココ・バイゼンとイタリアン・ボーギーサンドウィッチ。

  • ひとり飲みにもやさしいバーカウンター。小さなグラスのサンプラーでビールのテイスティングが楽しめる。

    ひとり飲みにもやさしいバーカウンター。小さなグラスのサンプラーでビールのテイスティングが楽しめる。

  • オープンエアが気持ち良い店内。壁面にはサポートする地元アーティストKAIの絵が。

    オープンエアが気持ち良い店内。壁面にはサポートする地元アーティストKAIの絵が。

ホエール・ウォッチング / クジラの親子との遭遇は、ハワイの冬の風物詩

Whale Watching

古代のペトログリフにも登場するクジラは「コホラ」と呼ばれ、ハワイを語るうえでは欠かせない存在。
海へ目を向けると、雄大な姿が見られるかもしれない。

避寒目的でハワイへ訪れるのはヒトだけではなく、海洋生物もしかり。夏はアラスカ湾で生活していたザトウクジラたちが、冬になると出産や子育てのために水温の高いハワイ諸島周辺へ5000キロ以上を泳いでくる。ハワイ近海で生を受けたザトウクジラにとって、ハワイは故郷そのもの。先住民たちは里帰りするザトウクジラたちを「アウマクア(守護神/先祖の魂)」と信じており、ハワイでは最大級の敬意が払われている。

オアフでザトウクジラを観察できるのは12月から5月までの間。島の南東部、ダイヤモンドヘッド山頂やマカプウ岬など見晴らしの良い場所でその雄姿を見ることができるが、季節限定で催行されるホエール・ウォッチング・クルーズに参加しない手はない。接近範囲に制限はあるものの、船上から見るザトウクジラは圧巻。大きなジャンプをしたり、尾ビレを持ち上げて水面を叩いたり、アクロバティックな動きを間近で見せてくれるだろう。

迫力あるアクションがザトウクジラ最大の見せ所。大きな個体では15メートルほどにまで成長し、とても迫力がある。 Photo by Heather Del Carlo CC: Jag Express

迫力あるアクションがザトウクジラ最大の見せ所。大きな個体では15メートルほどにまで成長し、とても迫力がある。
Photo by Heather Del Carlo CC: Jag Express

ATLANTIS CRUISES [アトランティス・クルーズ]

Tel: +1-808-973-9800
www.atlantisadventures.jp

  • アトランティス・クルーズ社の最新型クルーズ船、マジェスティック号でのホエール・ウォッチングは12月よりスタート。

    アトランティス・クルーズ社の最新型クルーズ船、マジェスティック号でのホエール・ウォッチングは12月よりスタート。

  • 広々とした展望デッキが自慢のマジェスティック号だが、大きな窓を配した客室からのビューも素晴らしい。

    広々とした展望デッキが自慢のマジェスティック号だが、大きな窓を配した客室からのビューも素晴らしい。

アロヒラニ・リゾート・ワイキキビーチ / 人気ホテルが"アロハシック"に生まれ変わる

Alohilani Resort Waikiki Beach

ハワイ語で「天空の輝き」という意味を持つアロヒラニ。
エレガントなコンテンポラリーリゾートが、ワイキキ中心部から新たなハワイの魅力を発信する。

ワイキキの目抜き通り、カラカウア・アヴェニューに林立する大型ホテルの中でもアイコン的存在だったパシフィック・ビーチ・ホテル。11月末には一部を除き改装がほぼ完了。「アロハシック」をキーワードに、洗練されたリゾートへと変貌を遂げる。

特筆すべきはハワイの文化と自然に影響を受けたデザインコンセプトだ。大改装のハイライトのひとつでもあるインフィニティプールは目の前のクヒオ・ビーチに溶け込むような造りに。屋外とホテルとの境界線を感じさせない技アリのランドスケープは、リュクスなリゾート気分を高揚させてくれる。

著名なスターシェフがプロデュースするレストランが目白押しのワイキキだが、ここアロヒラニにも、テレビ番組『料理の鉄人』や、その米国版『Iron Chef America』でお馴染みの森本正治氏監修の2店舗が登場する。シグネチャーダイニングの「モリモトアジア」、カジュアルな「モモサンワイキキ」がお目見えする予定だ。

海側に温海水のインフィニティプールが完成。カバナやバーを併設し、大人の寛ぎ空間が設けられた。

海側に温海水のインフィニティプールが完成。カバナやバーを併設し、大人の寛ぎ空間が設けられた。

大水槽オーシャナリアムがゲストをお出迎え。

大水槽オーシャナリアムがゲストをお出迎え。

天井高く、陽光を取り込む明るいロビー。

天井高く、陽光を取り込む明るいロビー。

アイアンシェフ監修のダイニングも見逃せない。

アイアンシェフ監修のダイニングも見逃せない。