佐藤琢磨選手の名を冠したビールで、インディアナポリスの空に乾杯

アメリカ最大の自動車レースである『インディ500』。今年で102回目の開催となるこの伝統あるレースにおいて日本人で唯一、優勝を果たしたのが佐藤琢磨選手です。

100回を超える伝統を持ち、全米からファンが観戦に訪れるインディ500を制するということは、アメリカのモータースポーツにおいて大げさでなく、未来永劫に語り継がれる栄誉。優勝ドライバーは200万ドルを超える賞金を得ることが話題にあがりますが、レース翌日からインタビュー取材などのため全米中を回るとなると、その栄誉がわかるでしょう。

そんなインディ500の優勝ドライバーのひとりである佐藤琢磨選手が、今年のインディ500期間中に、第101回大会の優勝を記念したオリジナルビールを発表。その名も『SATO 101 NO ATTACK NO CHANCE』といい、インディアナポリス・モータースピードウェイ近郊のバーで飲むことができます。

自身の名前と、優勝した第101回インディ500を表すSATO 101に、佐藤琢磨選手のモットーである『ノー・アタック、ノー・チャンス』を組み合わせた名前を持つこのビールは、スピードウェイの南西にあるノース・メイン・ストリートの南端に位置する『ビッグウッズ』というバーで飲むことができます。

今年のインディ500開催期間中には、このビッグウッズ・スピードウェイにて『SATO 101 NO ATTACK NO CHANCE』のプロモーションイベントが行われ、佐藤琢磨選手が自らバーテンダーとなり、自身の名を冠したビールを振る舞ったそうです。

佐藤琢磨選手が何度もテイスティングし、味には拘り抜いたというこのビールは、インディアナ州とケンタッキー州との州境近くにある醸造所「クアッフ・オン・ブルワリー」が製造を行っています。佐藤琢磨選手によると、「爽やかで軽く、爽快感も備えた典型的なラガービール。ゴージャスな味です」とのこと。

『ビッグウッズ』は、インディアナポリス・モータースピードウェイのメインエントランスから歩いて15分くらいの場所にあります。道中にはインドアカート場や、レーシングカー・コンストラクターのダラーラ、レーシングチーム「A.J.フォイト・エンタープライゼス」のファクトリーなどがあり、普段から人がいっぱい! 今回はレースウィークとあって約1時間待ちと言われ、残念ながら来年へ持ち越しとなりました。

ビッグウッズのフェンスに掲げられた、『SATO 101 NO ATTACK NO CHANCE』のバナー。2017年インディ500のレース後、ヴィクトリーレーンで両手を突き上げた佐藤琢磨選手のシルエットです。このデザインが、ビールのラベルにもなっているそう。両手の人差し指を立てる『ナンバーワン』ポーズは、今秋のポートランドでのレースで、また見ることができました。

じつはこのビッグウッズ、前述のブルワリーと経営者が同じで、さらに蒸留所も所有しているんだとか。「佐藤琢磨ブランド」は、これからウォッカやジンといった他のお酒にも展開されるかもしれないそうです。

インディ500の開催月である5月以外にも、お店は営業しているそうなので、インディアナポリスを訪れた際はぜひ『ビッグウッズ』で乾杯してみてはいかがでしょうか。その際はもちろん、ナンバーワンポーズも忘れずに!

 

取材日:2018年5月

TEXT: 佐橋健太郎

 

署名:佐橋健太郎(Kentaro SABASHI)

出版社にて15年ほど自動車雑誌編集部に所属し、フリーランスの自動車エディター&ライターとして独立。ホンダの4輪&2輪を専門に扱う季刊誌「Honda Style(ホンダスタイル)」の編集長を務めるほか、同誌webサイト「Honda Style web」も絶賛稼働中。スポーツ競技歴も長く、Rowing(ボート競技)の日本体育協会公認 上級コーチ資格を保持する。

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