カフェ文化の最前線ではこだわりのコラボが人気

世界をリードするシアトルの個性的なカフェたち。
なおもトレンドを生み続ける、おしゃれなショップをご紹介

シアトル系コーヒーの代表格、スターバックス。サードプレイス(自宅でも職場でもない第三の場所)をコンセプトに、いまや一大グローバル企業となった同社だが、ブームを経てもなおその勢いは衰えていない。
日本でいえば、90年代に上陸したスターバックスがコーヒーブームに火をつけ(セカンドウェーブ)、2010年代にはさらに品質などにこだわったスペシャリティコーヒーのブームが起こり(サードウェーブ)、現在に至っている。この流れのなかでも、スターバックスは絶えず先進的な取り組みを行い、その地位を確固たるものにしている。

2014年には高級ライン、スターバックス リザーブ® の焙煎工場を中心に備えたリザーブ・ロースタリー・アンド・テイスティング・ルームをシアトルのキャピトル・ヒルに出店。スペシャリティコーヒーのブームに対応し、いまでもこのショップは観光客をはじめ、訪れる人でごった返している。さらに2018年、シアトルのソードーにある本社ビル1階に、ロースタリーと同じようにリザーブ・バーはもちろん、焼きたてのパンが味わえるミラノ発ベーカリーのプリンチなどが一体となったリザーブ・ストアの1号店をオープン。ここではイタリアで定番のアペリティーボ(食前酒!と軽食)が楽しめるミクソロジー・バーが最注目だ。
さらに、充分なコミュニティスペースや、前述のお酒に関するオリジナルグッズまで販売するストアを設置。コーヒーを超えたさまざまなコラボレーションを体験できるのが、スターバックスがいまだ人気の秘密といえるだろう。

コラボレーションを新たなキーワードとして、シアトルならではのカフトレンドをふたつご紹介。ひとつは自転車とカフェの組み合わせ。コーヒーをゆっくり飲みながら、横で自転車のメンテナンスをしてくれる。職住近接もトレンドのシアトルでは、クルマの渋滞を避けて、自転車での移動する人も多い。市内を走るバスの正面には自転車を積めるラックが装備されているほど。もちろん、シェアサイクルも充実しているので、旅行の際には利用してみては。
もうひとつは、イタリアの老舗コーヒー機器メーカー、ラ・マルゾッコの全米1号店。じつはこのカフェは、地元ラジオ局KEXPのオフィス内にある。もちろん店内のBGMはオンエアのラジオ。ちなみにKEXPは、ワシントン州が生んだアーティスト、ニルヴァーナの大ヒット・アルバム「ネヴァーマインド」を最初にオンエアしたことでも知られ、つねに新しい才能の発掘を積極的に行っている放送局。音楽へのこだわりが強いシアトルらしいコラボレーションといえるかもしれない。

Starbucks Reserve SODO store(スターバックス・リザーブ・ソードー・ストア)

再開発が進むエリアの本社にある“スタバのなかのスタバ”

Photo_Starbucks

天井が高く開放的な店内には、ゆったりと各施設が配置。あたたかな火が揺れる暖炉など、スタイリッシュなインテリアで飲むコーヒーは格別だ。
ソードーはシアトル・マリナーズの本拠地、セーフコ・フィールドがあることでも有名。おしゃれなお店が増えつつあり、いま注目のエリアだ。

Photo_Starbucks

2401 Utah Ave S, Seattle, WA

Good Weather Bicycle & Café(グッドウェザー)

シアトル・サイクリストの憩いの場


メンテナンスをはじめ自転車の販売もしているこのカフェは、キャピトル・ヒルに新しくオープンしたモール、チョップハウス・ローにある。古いビルを改造した、隠れ家のような商業施設には個性的な店が集まっている。


1424 11th Ave, Seattle, WA

La Marzocco Cafe & Showroom(ラ・マルゾッコ)

最高のマシンで最高のエスプレッソを


世界が認めた歴史あるエスプレッソマシンで、月替わりで登場する、世界中から集められたコーヒーローストやブランドを味わえる。ダウンタウンからモノレールで約5分、スペース・ニードルなどが集まるシアトルセンターにある。

472 1st Ave N, Seattle, WA

Kurt Farm Shop(カートファーム・ショップ)

100%地元産のアイスクリームとチーズ


牛乳はもちろん、フルーツなどアイスクリームに使用するすべての材料を自家農場のカートウッド・ファームで生産している。
クラフトチーズはシアトルの人気レストランに卸されていて、アイスともども上品なお味。

1424 11th Ave, Seattle, WA

Hot Cakes Molten Chocolate Cakery(ホットケイクス)

アツアツのチョコレートケーキをアイスクリームと一緒に


バラードにあるホットチョコレートの人気店。シアトルはもとよりアメリカ国内外に多くのファンを抱えるショコラブランド、テオをふんだんに使った、とろけるチョコレートケーキは、濃厚だが甘すぎない一品。

472 1st Ave N, Seattle, WA