なぜいま、シアトルワインが注目されるのか

研究熱心なこだわりによってつくられるワインは地元愛にあふれるライフジェニックな味わい

シアトルが属するワシントン州は米西海岸の最北で、なかでも、ちょうどフランスのボルドーやブルゴーニュの中間と同じ北緯47度付近、南北に走るカスケード山脈の東側あたりが、ブドウの一大産地となっている。近年では、その恵まれた条件を求めて、ワシントン州には多くのワイナリーが進出。グルメを求める好調な経済もあいまって、進化が止まらない勢いだ。

シアトル中心部から車でわずか30分、森や畑が広がるのどかな景色のウッディンビルという“ワインの街”に着く。ここに集まるワイナリーは200以上。前述のワシントン産ブドウを使って、それぞれが個性的なワインを醸造している。ワシントン州最大のリーディング・ワイナリーのシャトー・サン・ミッシェルもここにある。
近年、ブドウ栽培学&ワイン醸造学部をもつワシントン州立大学が、新たにワイン・サイエンス・センターを設立。シャトー・サン・ミッシェルとも共同で、ワイン産業の発展のために研究を進めている。

また、「この街の特徴は、ともに助け合う精神」マイクロワイナリーのリーダー的存在、パターソン・セラーズのオーナー、ジョン・パターソンさんは言う。ワインの製造に必要な機材の共同使用や知見の共有など、できることは共同で事業を進めていくのが、小規模のワイナリーが存在するためのハードルを和らげ、ひいては地域の発展につながっていく。共生の時代にふさわしい造り手たちの生き方が、そのままワインの魅力になっているといっても過言ではないだろう。

Chateau Ste. Michelle(シャトー・サン・ミッシェル)

ワシントン州を代表するワイナリー


その名の通り、お城のような立派な建物で試飲などのツアーに参加できる。
1500ヘクタールほどに及ぶ畑をもち、ワシントン州の豊かな自然との共生をはかる、サステナブルなワインづくりを実践している。


14111 NE 145th St, Woodinville, WA
ste-michelle.com

PATTERSON CELLARS(パターソン・セラーズ)

ワインづくりのコミュニティを築く


2000年にワイナリーオープン。現在ではウッディンビルに2か所のテイスティングルームを構え、多くのビジターを迎える。
地域レストランの発展を見据えて、地元のオーガニックな食材を用いたケータリング事業を開始するなど、ウッディンビルの盛り上げ役。



14505 148th Ave. NE, Woodinville, WA
pattersoncellars.com

Rockcreek Seafood & Spirits(ロック・クリーク)

シアトルならではのシーフードを味わう


地元を中心に世界中からの新鮮な魚介料理が中心。フリーモントのお店は地元の古材によって建てられたおしゃれなもの。

4300 Fremont Ave. N, Seattle, WA
rockcreekseattle.com

Sawyer(ソーヤー)

アメリカン料理のイメージを打ち破る


バラードの中心にある製材所を改装したレストランでは、アメリカの家庭料理をアレンジした、新しいアメリカンキュイジーヌを満喫できる。

5309 22nd Ave, NW suite a, Seattle, WA
sawyerseattle.com

Mamoon(マムーン)

野菜もたっぷり、ヘルシー&スパイシー


キャピトル・ヒルの現代中東料理レストラン。
ピタパンにいろいろな具を挟んで食べるサンドは人気の一品だ。店内のオープンキッチンからはベーカリーのよい香りが。

1508 Melrose Ave, Seattle, WA
mamnoonrestaurant.com

Le Messe(ル・メッセ)

アイディアに脱帽の創作イタリアン


パスタなどのイタリアンが中心。
素材を大切にしながら組み合わせの工夫で他にはないメニューを創作。シンプルかつ食材のマリアージュが楽しめる。

1903 Yale Pl E, Seattle, WA
lemesseseattle.com

Wa’z(ワズ)

全米エリアからのビジターも多い人気“Kaiseki”


京都の割烹出身の俵シェフが渡米以来あたためていた本格懐石のプランを実現。
地元を中心に日本からの食材も融合した季節を感じるメニューが評判に。

411 Cedar St, Seattle, WA
wazseattle.com