今やラスベガスはカジノの街ではなく、カジノがもたらしたエンターテインメントの街。

非日常感溢れるホテルや豪華なショー、巨大なショッピングモールなど、楽しいことの裾野は限りなく広がっています。そんな中、注目すべきはスポーツシーン。ナショナルチームも誕生して、現地の人も観光客も大もり上がり!エンターテインメントシティのラスベガスでは、ショーを観るようにスポーツ観戦を楽しめます。

 

ラスベガス・ストリップの中心に2016年にオープンしたTモバイルアリーナは、ラスベガス最大の約20000人の収容能力を持つ多目的アリーナ。そしてここを本拠地として誕生したのが、ナショナルホッケーリーグ所属の、ベガス・ゴールデンナイツというアイスホッケーチーム。ラスベガス初のプロチームとあって、現地の盛り上がりもひとかどではありません。ダウンタウンで行われた試合前のファンイベントや、ストリップでのパレードなどには多くのファンが!

 

砂漠の街に生まれたアイスホッケーチーム。では実力はいかに?というと、初年度にファイナルまで進むという快挙を成し遂げ、多くの人の予想を良い意味で覆すことに!強いだけでなく、フリートレードで選ばれた選手たちはイケメンも多く(!)、アイスホッケーなど興味もなかった女性たちのハートをしっかりつかんだのです。あっという間にベガス・ゴールデンナイツは街の人気者に。Tモバイルアリーナ隣のニューヨーク・ニューヨークでは、試合中は自由の女神もユニフォームを着ています。

 

Tモバイルアリーナはその他、ボクシングやバスケットボール、そしてコンサート会場としても使われます。最新の音響設備、高画質のオーロラビジョン等、見どころもたくさん。また、シートによっては客席の後方にスナックコーナーがあり、ワインや軽食などをつまみながらの観戦が楽しめます。

 

町はずれにあるカーレース場、ラスベガス・モーター・スピードウェイは、荒涼とした砂漠の中にあって、近くには空軍基地も。ここではアメリカのカーレースでナンバーワンの人気を誇るNASCARレースが行われます。中でもモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズは、ストックカーレースの最高峰と言われるもの。オープニングでは国歌 の流れる中、隣接のネリス空軍基地からアメリカ空軍のアクロバット飛行部隊が会場をフライ・パスします。これぞアメリカ!な光景には、しばし言葉を失うでしょう。レースのない時はここで、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェなどの運転体験、プロドライバーの車に乗ってレースさながらに走る助手席体験のツアーもあります。

The United States Air Force Thunderbirds make a fly over before the Pennzoil 400 NASCAR race Sunday, March 3, 2019, at the Las Vegas Motor Speedway. (Sam Morris/Las Vegas News Bureau)

© Las Vegas News Bureau/Las Vegas Convention and Visitors Authority

 

アメリカ国内のスポーツ大会のみならず、インターナショナルなスポーツの大会も、ラスベガスで多く開かれてます。7人制ラグビー、ワールドラグビーセブンズシリーズのアメリカ大会における会場は、ラスベガスにあるサム・ボイド・スタジアムが使われているのです。

いずれも、試合開始前には国歌斉唱や様々な形での国旗掲揚、その他のセレモニーなど、アメリカのスポーツイベントには、感動的なシーンがたくさんあります。

大規模な会場の多いラスベガスでは、そんな中、数万のオーディエンスと心を一つにすることができます。まさに全身でアメリカの文化を受け止めている感じです。

一介の旅人としては貴重な体験、ラスベガスで堪能してみませんか?

 

取材日 2019年3月

TEXT 松田朝子

トラベルジャーナリスト/ライター。一般社団法人 日本旅行作家協会所属。ファミリートラベルから一人旅まで、女性のライフステージすべてにマッチした旅を実践&発信中。現在はLINEトラベルjp、https://www.travel.co.jp/をはじめ、ウェブサイトを中心に活動。得意なエリアはアメリカ。赤い岩山から摩天楼までを常に渡り歩いている。

 

取材協力

ラスベガス観光局

www.visitlasvegas.jp