04  DINING

食の楽園で催される饗宴で
世界のセレブたちをも魅了する

ダイニングは6つ、カフェは1、ラウンジとバーは4つ、ナイトクラブは1つ。かつて天皇陛下をもてなした経験を持つエグゼクティブ・シェフ Kelly Cochrane氏が率いる各レストランでは、ゲストのうならせる料理の数々が待ち受ける。

セブンシーズマリナーは食の楽園だ。高級フレンチ、イタリアン、ステーキハウスなどのレストランは6つ、35人のシェフが24時間体制で働いていおり、1日3300食が提供される。ラウンジ・バーは4つ、ナイトクラブは1つ、カフェは1つ。それぞれに多彩なメニューがあるので、全てを食べ尽くすのは難しいかもしれない。嬉しくも少し残念である。

こだわりは、クルーズラインに合わせた食材を使うこと。今回はどのレストランでも、アラスカキングクラブやキングサーモン、レッドスナッパーなどを堪能することができた。地の食材による料理は、旅の醍醐味のひとつだろう。もちろん、ソムリエが合わせてくれるワイン、焼きたてのパンも絶品だ。

ゲストが多いカジュアルなクルーズ船のレストランでは、部屋によって食事の時間が決められていたり、相席が多くなったりすることもあるが、セブンシーズマリナーでは、オープンしていれば好きなときに訪れることができる。もちろん、相席もなしだ。ゲストとスタッフの比率が1・6なので、サービスも充実。常に細やかな気遣いがなされ、過度に待たされたりすることもなかった。

驚くべきは、これらの美食やワイン、サービスに対するチップがオールインクルーシブだということ。日常の食生活に戻れるか不安になってしまいそうだ。

 

1.船内にはレストランだけでなく、ラウンジも多い。DECK6の最後方で絶景が望めるホライズンラウンジは、
キャプテンもお気に入りの場所。泡立つ牽き波は、まるで船を誘うホワイトカーペットのようだ。その牽き波がサンセットと重なると、神々しいほどの黄金色に染まる。
2.デッキ5中央部に位置するマリナーラウンジは、ディナー前のカクテルやナイトキャップを楽しむのに最適。ピアノによる演奏も行われている。
3.ディナーの後に盛りあがりたいスターズナイトクラブ。ほかのゲストと一緒に、ダンスやカラオケを満喫したい。
4.コノワスール クラブでは、アルコールと共に高品質なシガーを揃えている。コニャックと合わせて優雅な食後の一服で、紫煙をくゆらせたい。


DINING 1
PRIME7 プライムセブン

アメリカの定番であるステーキを最高のレベルで堪能できる

アメリカの定番料理ともいえるステーキ。そのステーキに現代的なアレンジを加えた高級グリルがプライム7だ。ディナーのみの利用で予約が必要で、セブンシーズマリナーの中でも別格のレストランである。メインの料理はもちろんステーキ。使われている肉はUSDA(米農務省)の格
付けで最高峰となるプライムを28日以上のドライエイジングさせたもの。その極上の素材に、肉を知り尽くしたシェフが火を入れるのだから、味は言わずもがな。本物のステーキがここにある。

シェフのオススメは、6オンス(約170g)のフィレミニオンにお好みのシーフードのMIX。シーフードは、アラスカンキングクラブの脚を選んだ。柔らかいのはもちろんこと、厚みがあるので噛み応えも楽しめるフィレはレアで。閉じ込められた肉汁が口内に広がる。アラスカンキングクラブの脚も絶品だ。食べ終わった瞬間に、次の予約を心に決めた。

 

1.全体のテイストは、現代的なシンプルモダン。革のウイングバックチェアを始めとした深い色合いのファブリックと、つややかなウッドマテリアル使うことで、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
2. ホール マイン ロブスター。温かいバターとレモンが添えられたオーソドックスな調理だが、絶妙のグリル加減で
素材の良さを最大限に引き出している。
3.別の日に食べた18オンス(約510g)のUSDAプライム ボーン インリブステーキ。まさに、肉を喰らうという表現がピッタリ。


DINING 2
COMPASS ROSE コンパスローズ

セブンシーズマリナーを代表するスペシャリティレストラン

セブンシーズマリナーのメインとなるレストランがコンパスローズだ。店内は広々としており席数も多く、ゲストを待たせることがないので予約は必要ない。ブレックファースト、ランチ、ディナーで利用でき、ヨーロッパ料理をベースに幅広いメニューを揃えている。また、日替わりで提供されるメニューも楽しみのひとつだ。
ゲストの多様性に応えるため、コーシャやハラル、ヴィーガンメニューに
も対応。また、ウェルネスメニューとして、船内のスパであるCanyonRanch Spaが監修した特製料理も準備されている。
ちなみに、皿や器に使われているのはベルサーチ。華麗な盛り付けと合わせて、目でも楽しませてくれる。

 

1.ゴールドとブラウンでまとめたエレガントなインテリア。天井のシャンデリアがゴージャスさを引き立たせる。
2.セブンシーズマリナーの名物、シャンパンキャビアブレックファースト。アラスカの雄大な自然を感じながら、朝から優雅な雰囲気に浸る。
3.ディスティネーションディッシュの、パン・サーブド フレッシュ ローカル レッドスナッパー。新鮮な地元のレッドスナッパーをフライパンで焼いたもの。レッドスナッパーとは、鯛の仲間だ。


DINING 3
CHARTREUSE シャルトリューズ

パリの町並みにありそうな高級フレンチレストラン

シャルトリューズもディナーのみで稼働する予約が必要なハイエンドレストランだ。セブンシーズマリナーはアメリカとヨーロッパのよい部分融合させた船だが、このレストランはヨーロッパの部分。オーセンティックなフレンチで、パリの高級ダイニングと遜色ない風格だ。もちろん、味に関しても。

料理は正統派であり伝統的なフレンチを踏襲しつつ、現代的な調理技法をこらしたアレンジを加えており、バターとソースが主役のフレンチを想像していると、嬉しい意味で裏切られるだろう。ワインも、ボルドー、ブルゴーニュ、ロワール渓谷、ローヌ渓谷とフランスを中心に取り揃えられている。オードブルやメインに合わせて、ソムリエと相談しながら選ぶのも楽しみだ。

 

1.決して派手ではない内装は、落ち着いた上品さが漂う。その落ち着きがある種の風格さえ感じさせる。皿や器には、ナポレオン3世皇室御用達のベルナルドを採用。

2. メイン料理のラムの骨付き背肉ロースト。外側はカリッと焼けており、内側はジューシー。ローズマリーのペルシヤードが添えられており、ラム独特の風味と相まって絶妙の仕上がり。

3. ブラックアンガス牛のタルタルにキャビアが添えられたオードブル。ディジョンドレッシングとヘーゼルナッツオイルが味を引き立てる。


DINING 4昼と夜とで表情を変える本格派イタリアン
LA VERANDA ラ ベランダ

ラ ベランダは朝食やランチビュッフェを楽しめるイタリアンレストラン。
パステルカラーを基調とした明るい室内は、朝の爽やかな気分をより盛り上げてくれる。

朝食での人気は、注文を受けてカスタマイズして作られる卵料理だ。オムレツやエッグベネディクト、目玉焼きなどがあり、なかでもオムレツは11もの具材から自分だけのスペシャルを仕上げることができる。また、甘党ならばトッピングが豊富なワッフルやパンケーキもオススメだ。ラベンダは夜になると名を改め、セッテマーリという本格イタリアンへと変貌する。本格的なアンティパストやイタリアの名物料理のアラカルトメニューには、厳選されたイタリアンワインがよく合う。

 

1. DECK11と高層階にあるので、バルコニーの席では
アラスカのフィヨルドや氷河といったオーシャンビューを堪能しながら食事がとれる。
2. パンも10種類以上が準備されている。提供される直前に船内で焼かれるので、タイミングが合えばほくほく熱々。
小麦の美味しさを十分に堪能できる。
3.夜のセッテマーリで人気なのが、チョッピーノ。少しピリッとするトマトスープでシーフードを煮込んでいる。