家族は私にとって大切なもの。
日本は私にとって
第二の家だと思っています。

ハラウ・フラ・オラナ主宰のオラナ&ハワード・アイの
娘として生まれたナタリー・アイ・カマウウ。
フラ一家で生まれ育った彼女は、
ボーカリストとしても非凡な才能を発揮。
今年リリースされた最新アルバム「21N 158W」が
好評を得ているナタリーに、シンガーになったきっかけ、
そしてライフワークでもあるフラへの
熱い想いを語ってもらった。

Profile

ナタリー アイ カマウウ
Natalie Ai Kamauu

世界で最もリスペクトされているフラの祭典「Merrie Monarch Festival-Hula Competition」で1990年の ”Miss Aloha Hula”を獲得。
その後音楽の分野でも才能を開花し、2005年、待望のファースト・ソロ・アルバム「‘ E」をリリースし、翌2006年にハワイ版グラミー賞ともいわれるNa Hoku Hanohano Awardsの“Female Vocalist of the Year” を受賞。
アルバム「La La La La」はグラミー賞にもノミネートされるなど、世界からその歌声が注目を集めている。


15歳の時に父のハワード・アイと一緒に歌を歌い始めました。その時にはシンガーになりたいとは全く思っておらず、フラを踊りたいと考えていました。もうひとりミュージシャンが必要だった両親は、ある月の夜に私にウクレレを渡し「金曜日にショーがあるの」と言いました。私は必死に演奏と歌の練習をしましたが、正直なところ私の演奏は最悪で、父は音響担当の人に、私のマイクとウクレレの電源を入れないよう頼んだほどでした。最初のアルバムを出したのは、歌い始めてから20年も経ってからでした。シンガーであることに違和感を感じなくなるまで、それだけ長い年月がかかりました。

「21N158W」は、私が生まれ育ったホノルルの海岸の緯度経度です。デルタ航空に乗って帰国するときには、この座標の上空から私の家と私の両親の家が見えます。この地点に達すると、飛行機がまだ着陸していないのに、家に帰ってきたなと感じます。家と家族は私にとってとても重要です。

このアルバムのために私が選んだ曲は、すべてこの気持ちと感情を表現しています。それは一番最初のアルバムから、ずっと私のレシピなのです。

フラの家族で育ったと言えるミュージシャンはそう多くありません。私の家族は常にフラとともに暮らしていました。特に母は、日々の生活のなかにフラを取り入れていました。例えば、私がお皿を洗っているときには私の姿勢を正したり、私の頭の上に本を置いて本を落とさないように歩かせたり、踊らせたりしました。母の素晴らしいところは私たちにやれという前に、まず自分でやってみせるところです。私の母、オラナ・アイは最高の先生です。

6年前、私は夫のイオラニと日本で「イラニヴァイ」というフラの教室を始めました。私たちは、お互いの両親が教えてくれた伝統を生徒たちにシェアしています。娘のシャレイも一緒に教えています。日本の生徒たちの熱心さと、練習に費やす時間にはいつも驚かされます。レッスンが終わるころには、頭も身体も疲れきっているはずなのに、次のレッスンまでにはきちんと復習し、先に進めるように準備して来るのです。私たちの教室では、私たちが教わってきたことをすべて、包み隠さず日本人の先生たちに教え、まずフラの基盤を築くための手助けをしています。土台となるのは基本のステップです。それがなければ、フラは不安的なものになってしまいます。

ここ数年は少なくとも月に一、二回「イラニヴァイ」で教えたり、パフォーマンスのために日本に来ています。今年はすでに、24回もコンサートやショーで歌いました。不思議なことに、日本にいるときはハワイの家が恋しくなり、家にいるときは日本が恋しくなります。日本は私の第二の家なのです。日本には私が愛する、私にとっての家族のような人たちがいます。日本の皆さんがハワイアン・ミュージックとフラを愛してくれることは、本当に幸福なことだと感じています。

そして最後に、日本の皆さんに忘れないで欲しいのは、家族が一番大切だということです。そして自分の愛する人たちに「愛している」と言葉にすることを忘れないでください。
「アイ・ラブ・ユー」

 


Information

フラ文化の真髄に触れる

極上のハワイアンコンサート

東京、横浜、札幌、福岡、大阪、そして名古屋で行われた「ナタリー ジャパン ツアー 2019」は多くのフラファンを魅了し、無事9月末に終了した。次回、我々日本のフラファンがナタリーの歌声を楽しめる機会になるのが、2016年6月に産声をあげた極上のハワイアンコンサート、「ホーイケ ラナキラ 2020」だ。過去の世界最高峰のフラの競技会入賞ハーラウ、そしてナ ホク ハノハノ アワードのノミネートアーティストたちが日本に大集結するこのイベントには、様々な名門クムとハーラウのフラを楽しめるほか、ナタリーをはじめとするハワイアンミュージックのアーテイストたちの音楽を聴くことができる、フラカルチャーの一大ショーケースとなっている。メリーモナークの “ミス・アロハ・フラ”とナ ホクの “フィメール・ボーカリスト・オブ・ザ・イヤー”の両栄冠を獲得したことのある唯一のアーティスト、ナタリーの美声を「ホーイケ ラナキラ2020」でぜひお聴きいただきたい。

Hō’ike Lanakila
A victory showcase
2020 JAPAN 5th Anniversary

舞浜アンフィシアター
2020年6月20日㊏、 21日㊐
日本特殊陶業市民会館
フォレストホール
2020年6月23日㊋
フェニーチェ堺 大ホール
2020年6月24日㊌
料金(税込)
VIP席:¥25,300
S席:¥15,700 A席:¥12,700
ヤスダインターナショナル
☎03-6826-4810
(10:00~18:00・土日祝除く)
yasuda-intl.com/hoikelanakila