Portland
農場の庭に用意された、オレゴンの豊富な食材による料理やワインが並んだテーブルに座って愉しむディナーは格別の味だ。


Farm to Tableとは、近年よく耳にする言葉のひとつといえるだろう。文字通り、農場から新鮮な食材をレストランや家庭の食卓に届け、地産地消で安全に食事を愉しむこと。オーガニックやサステイナブル(持続的)な食生活の理想を体現するコンセプトだ。“全米で最も住んでみたい都市”に選ばれるほど、エコロジーを重視し、それらの潮流の発信地ともいえるポートランド。当然、レストランの多くは地元の豊富な農場の食材を利用しているが、そこはトレンド最先端の地。さらに先を行き、農場が自らディナーを主催し、いわば“Farm to Farm”を実現してしまっているのがポートランドらしい。

ポートランド郊外、ワシントン州との州境に近い場所にそびえる、オレゴン州の最高峰、マウントフッド。“オレゴン富士”とも呼ばれるその峰の麓に広がるエリアは、肥沃な土壌を背景に、アグリツーリズムの人気スポットとなっている。

農場での収穫体験やネイチャートレイルの後は、お待ちかねのディナー。テーブルからほんの数歩離れたところで育った食べ物をいただく以上に、地産地消のベストな方法はないだろう。


ポートランドへは、成田国際空港からデルタ航空の直行便で約11時間(2020年3月から羽田空港発着予定)。